第二章 ページを飾る;『ワード』
第一節 図形の挿入
 『ワード』では文字を入力できるだけでなく、簡単な図形を挿入することができます。図形を組み合わせて複雑な図形を描くこともできます。
 新規作成画面で行いますが、ページ設定は特にしません。保存するときのファイル名は「初級2−1」にし、印刷しましょう。
 また、図形を描く前にエンターキーを1ページ分押して改行しておくと良いでしょう。『ワード』の特徴として、文字が入力されている部分にしかカーソルを置くことができません。そのため、1ページ目の1行目にカーソルが置いてある場合、ページの下のほうに図形を描いて選択を解除するたびに画面がスクロールしてしまい、不便です。しかし、エンターキーを押して改行しておけば、改行マークも文字として扱われるので、図形を描くところの近くにカーソルを置くことができるようになり、画面がスクロールするのを防ぐことができます。
 図形を描いてからエンターキーを押して改行すると、改行した分だけ下に図形がずれてしまいます。この場合は描いた図形よりも下の部分の編集領域をマウスでダブルクリックすれば、カーソルをその位置に飛ばすことができます。
1.図形描画(びょうが)ツールバー
 図形を描くときは〔図形描画ツールバー〕を表示しておくと便利です。図形描画ツールバーはステータスバーの上部に表示されます。
図形描画ツールバー
図形描画ツールバーの表示の仕方
  1. メニューバーの〈表示〉をクリックする
  2. 〈ツールバー〉をポイントする
  3. 〈図形描画〉をクリックする
※標準ツールバーの〔図形描画〕アイコンをクリックしても図形描画ツールバーを表示することができます。図形描画アイコンがへこんだ状態のときには図形描画ツールバーが表示され、もう一度クリックしてへこみがなくなると図形描画ツールバーは消えます。

図形描画アイコン

2.直線・矢印・四角形・楕円(だえん)
 直線を引いたり四角を描いたりする方法をみてみましょう。
例題1;
 次の図形を描いてみましょう。

 


直線・矢印・四角形・楕円
  1. 図形描画ツールバーのアイコンをクリック
    例題 図形の種類 アイコン
    @ 直 線
    A 矢 印
    B 四角形
    C 楕 円
  2. 編集画面にマウスポインタを移動する
    • マウスポインタの形が + に変わります。
  3. ドラッグする
    • シフトキーを押しながらドラッグするとまっすぐ引けます。また、四角形では正方形、楕円では円が描けます。
    • 四角形や楕円を描くときは斜め下方向にドラッグします。
    • ワード2002以降のバージョンでは描画キャンパスが表示されますが、それを無視してドラッグすると描画キャンパスは消えます。描画キャンパスに図形を描いた場合は図形のグループ化の手間が省けます。
    • 図形のグループ化については中級編に掲載予定。

3.移動・コピー・大きさの変更・削除
 描いた図形を移動したりコピーしたりしましょう。また、大きさを変えたり削除したりしましょう。これらの操作はイラストや画像の編集にも共通しているのでしっかり覚えましょう。
例題2;
 例題1の図形を、(  )内の指示に従って変更しましょう。

 @について (右方向に移動する)

 Aについて (コピーして2個に増やす)
 Bについて (大きくする)
 Cについて (コピーして2個に増やし、コピーしたほうを削除する)

移動・コピー・大きさの変更・削除
  1. 図形の上にマウスポインタを移動してマウスポインタの形が矢印のついたプラスに変わったところで、図形をクリックして選択する
    • 図形に白いハンドルがつきます。
  2. 次の操作をする
    例題 操作 操作方法
    @ 移動 ドラッグする
    A コピー コントロールキーを押しながらドラッグする
    B 大きさの変更 図形の白いハンドルの上にマウスポインタを合わせ、マウスポインタの形が双方向の矢印に変わったらドラッグする
    C 削除 デリートキーを押す
    • 移動のときとコピーのときではマウスポインタの形が異なるので、よく観察してみましょう。
    • コピーを終えるときは必ずマウスのボタンを離してからコントロールキーを離しましょう。
    • 直線や矢印の大きさの変更は長さの変更になります。この操作で太さを変えることはできません。
    • ドラッグしている間は、図形が点線で表示されます。
  3. 図形以外のところをクリックして選択を解除する
例題は;

4.図形に色をぬる
 図形に色を塗ったり、点線にしたりしてみましょう。
例題3;
 次の指示に従って、例題2の図形に色を塗ったり、点線にしたりしましょう。

 @について (太くする;3ptの一重の線)

 Aについて (点線にする;点線の種類は破線)
 Bについて (四角形の中に色を塗る;塗る色は赤)
 Cについて (線の色を変える;色は青)


図形に色を塗る
  1. 図形をクリックして選択する
    • 図形に白いハンドルがつきます。
  2. 図形描画ツールバーのアイコンをクリックする
    例題 操作 アイコン
    @ 線の種類
    A 実線/点線のスタイル
    B 塗りつぶしの色
    C 線の色
    • BCの色については、表示されている色以外のものを使いたいときは横の三角をクリックして表示されたメニューから選びます。
  3. 図形以外のところをクリックして選択を解除する
例題は;
◎確認問題1;図形に色を塗る
 工夫して次の図形を描いて色を塗りましょう
 
 
ヒント; 
@さくらんぼ
 1.シフトキーを押しながら円を1つ描く。
 2.線の太さを1.5ptにし、丸の部分に色を塗ってからコピーして二つに増やす。
 3.直線の部分を描き、線の太さを1.5ptにする。
 4.形を整える。
Aりんご
 ※図形は描いた順に重なるので、奥になるものから先に描きます。
  (順序の変更の仕方については中級編以降で掲載予定)
 1.シフトキーを押しながら円を1つ描く。
 2.線の太さを1.5ptにし、丸の部分に色を塗る。
 3.直線の部分を描く。線の太さは3ptと4.5ptです。
 4.光の部分も直線で描く。線の太さを6ptにし、色を白に変更します。
 5.葉の部分を描く。外わくの線の太さは1.5ptにし、中を緑で塗ります。
 6.形を整える。


5.オートシェイプ

 オートシェイプには約100種類の図形が用意されていて、直線や四角形もここに含まれています。ドラッグして描くことができ、色を塗ることもできます。
 改ページして2ページ目に描きましょう。
例題4;
 次のオートシェイプを探して描いてみましょう。

 


オートシェイプ
  1. 図形描画ツールバーのオートシェイプをクリックする
  2. 表示されたメニューから線・基本図形などの分類をポイントする
    例題 分類 例題の図形 他には
    @ 曲線 フリーハンドなど
    A 基本図形 太陽 スマイル、額縁など
    B ブロック矢印 環状矢印 四方向矢印など
    C フローチャート 書類 複数書類など
    D 星とリボン 横巻き 爆発1、星8など
    E 吹き出し 丸型吹き出し 雲形吹き出しなど
  3. 使いたい図形をクリックする
  4. 編集画面にマウスポインタを移動する
  5. ドラッグして図形を描く
※色を塗ったり線の太さを変えるときは、必ず図形をクリックしてハンドルがついた状態にしてから行いましょう。
※先に色を変えてから図形を描くことはできません。
※吹き出しの中に文字を入力することもできます。吹き出しの使い方は中級編掲載予定のテキストボックスと同じなので、詳しくは中級編で学びましょう。
◎確認問題2;オートシェイプ
 次のオートシェイプを探しましょう。また、自由に色を塗ったり、線の太さを変えたりしましょう。
 
ヒント; 
@線  A基本図形  Bブロック矢印  Cフローチャート  D星とリボン  E吹き出し

※Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※その他、一般に本サイトのテキスト中に掲載したソフト名やシステム等は各社の登録商標、商標または商品名です。
※本文中ではRやTMなどのマークは表示していません。
※本文中では『ウィンドウズ』、『ワード』、『エクセル』などの表記も用いています。


Copyright(C)2004-2007 こどもPC. All Rights Reserved.